歯周病と全身の健康の深い関係(11月8日はいい歯の日)

11月8日は「いい歯の日」。この機会に、歯と口の健康—とくに“歯周病”について基礎から見直してみませんか。
歯周病は自覚症状が乏しいまま進行しやすく、放置すると歯を失うだけでなく全身の健康にも影響します。
この記事では、歯周病の基本と、毎日の歯みがき・定期検診による予防のポイントをお伝えします。
この記事のポイント
- 歯周病は歯ぐきの炎症から進行し、歯を支える骨を溶かす病気。
- 糖尿病や心血管疾患、認知症など全身の病気とも関係する可能性がある。
- 食後はすぐ磨かず、目安として約30分(酸性飲食後は60分)置いてからのブラッシングが理想。
- 定期歯科検診は3〜6か月ごとが一般的な目安(個々のリスクに応じて間隔を調整)。
いい歯の日について
11月8日は「いい(11)歯(8)」の語呂合わせから、日本歯科医師会が定めた“いい歯の日”。
全国で口腔の健康づくりを推進する啓発が行われています。
歯は食べる・話すといった機能を支えるだけでなく、全身の健康とも深く関わります。
この日をきっかけに、日々のケアや受診習慣を見直してみましょう。
歯周病とは
歯周病は、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)にたまる歯垢(プラーク)の細菌によって歯ぐきが炎症を起こし、
進行すると歯を支える骨(歯槽骨)まで損なわれる病気です。
初期は痛みなどの自覚症状が乏しく、気づかないうちに進むことがあります。
さらに、歯周病は糖尿病の悪化、心筋梗塞・脳梗塞などの心血管疾患、認知症など全身の健康との関連も指摘されています。
歯と口のケアは全身の健康づくりにもつながります。
歯周病の予防
正しい歯みがき
毎日のプラーク除去が予防の基本です。
- 1日2〜3回の歯みがきを習慣に。就寝前は特に丁寧に。
- 食後はすぐに磨かず、目安として約30分置いてから。酸性の飲食後はエナメル質が軟化している可能性があるため、 約60分置くと安心。
- 歯と歯の間・歯ぐきの境目は汚れが残りやすいので、デンタルフロスや歯間ブラシを併用。
- プラークは短期間で硬化して歯石になり、歯ブラシでは除去できません。
毎日のケアと、溜めない習慣づくりが重要です。
定期的な歯科検診
セルフケアで落としきれない汚れや歯石は、歯科医院での専門的クリーニング(PMTCなど)が有効です。
一般的には3〜6か月ごとの定期検診が目安ですが、う蝕や歯周病のリスク、既往、口腔衛生状態などに応じて
3〜24か月の範囲で間隔を個別化します。
定期検診は早期発見・早期対応につながり、将来的に歯を守り、医療費の負担軽減にも寄与します。
まとめ
歯周病は“歯の病気”にとどまらず、全身の健康にも影響し得る病気です。
食後の適切なブラッシングタイミング、フロス・歯間ブラシの併用、そして定期検診を組み合わせることで、予防と早期発見につなげましょう。
参考出典
- いい歯の日(11月8日)|日本歯科医師会
- 健康づくりサポートネット 口腔と全身の関連|厚生労働省
- 歯周病罹患の現状と対策について(資料)|厚生労働省
- iiha からだの健康、お口から 歯周病は万病のもと!?お口のケアで身体いつまでも若々しく|厚生労働省
- Brushing before or after breakfast|ADA News
- Tips for Caring for Your Teeth and Mouth|JADA
- Plaque(歯垢)|ADA MouthHealthy
- 歯周病の予防(フロス・歯間ブラシ等)|日本歯周病学会
- テーマパーク8020 ブラッシング Q&A|日本歯科医師会
- Oral health(Fact sheet)|WHO





