その靴、自分に合っていますか?靴選びの5つのポイント

日々のウォーキングは健康維持のための手軽な運動法として人気がありますが、その効果を最大限に引き出すためには「自分にあった」靴を選ぶことが欠かせません。
最適な靴を選ぶためには、ウォーキングに適したシューズの種類・サイズなどを選ぶ必要があります。
ウォーキングの最初の1歩は靴選びから始まります!
あなたにとって最適な靴を選べるよう、今回の情報がお役に立てると幸いです。
靴の役割
靴は、単なるファッションアイテムではなく、下記のような役割があります。
- 足の保護:靴は、外部の衝撃や異物などから足を保護します。特に、硬い地面やでこぼこの路面など歩くときに、足をけがから守る役割があります。
- 足のアーチをサポート:自分に合った靴をはくことで、足のアーチ(土踏まず)を上手くサポートし、足全体のバランスを保ちます。アーチがサポートされることで、足の疲労を軽減し、長時間歩いても疲れにくくなります。
- クッション性:靴の底であるソール部分は、歩行中の衝撃を吸収し、足にかかる負担を軽減します。衝撃を吸収することで、足だけでなく、膝や腰などの他の関節への負担も減らす役割があります。
- 安定性:靴をはくことで、足首や足全体の安定性が高くなり、歩行中の転倒やねんざの危険性を減らすことができます。
靴の種類
靴は多くの種類がありますが、どの靴を選ぶかは、用途によって異なります。
同じ「歩く」という動作でも、通勤時では姿勢なども気にせずにゆっくりと歩く動作に対して、ウォーキングでは姿勢を正して、歩く速度も早くなるため、それぞれの歩き方は違ってきます。
さらにランニングを行う場合は歩行とは全く異なる動きになります。
ここでは、用途に合った靴を選ぶために、代表的な靴の種類を紹介します。
ウォーキングシューズ
ウォーキングシューズは、歩くことを目的としており、長時間歩いても疲れにくく、体への負担が少ないように設計されています。
ウォーキングシューズは歩いたときに、身体への負担が少なく、疲れにくいようにつくられています。
例えば、歩くときの足の振り出しを、振り子の原理を利用して、疲れたときにでも前に一歩でも進みやすいように少し重めに作られています。
また、靴底を厚くすることで、歩行中の衝撃をしっかり吸収して安定した歩行を可能にします。
天候に左右されることなく、どこでも快適に使えるように合皮など耐久性のある素材が多いです。
ランニングシューズ
ランニングシューズは、走るために特化しているため、クッション性に優れており、とても軽いという特徴があります。
ランニングをした際に足にかかる負担は体重の何倍にもなるといわれています。
この負担をなるべく減らすようにクッション性の高い素材を使用して、足にかかる負担を減らしています。
多くのランニングシューズで薄くて軽いという特徴があるメッシュ素材を使用しています。
メッシュ素材は伸縮性があるため足にフィットするため、走っている最中に靴擦れがおきることを予防しているだけでなく、汗をかいても、蒸れにくい素材になっています。
スニーカー
スニーカーは、日常生活で幅広く使われる靴で、布製もしくは皮革製で、底がゴムで作られたスポーツシューズ・運動靴の総称と定義されています。
スニーカーの必須条件は、ゴム底であることはいえますが、それ以外の部分は、キャンバス地やメッシュ地などの布製、天然皮革・人工皮革などの皮革製と幅広いだけでなく、靴底の厚さや履き口の長さなどにも決まりはありません。
そのため、スニーカーは、スポーツブランド、アウトドアブランド、ファッションブランドなどさまざまなものが販売されており、カジュアルなスタイルからスポーティなスタイルまで販売されています。
スニーカーは種類も豊富なため、通勤時や友人とのショッピングなどだけでなく、防水性や耐久性のあるスニーカーを選べば、アウトドア活動までさまざまなシーンで履くことができるのも魅力です。
靴の選び方
自分に合った靴を選ぶことは、快適な歩行や健康を保つために非常に重要です。
ここでは、靴を選ぶ際のポイントを5つ紹介します。
自分の足長から1cm程度のゆとりを持たせる
靴の選び方としてまず気になるのが、長さだと思います。
自分に合った靴を選ぶためには、正しく足のサイズを計測することが重要です。
足の長さは、踵(かかと)の一番出っ張っている部分から、最も長い足指の先端までの長さを測ることで計測できます。
実際の靴選びですが、足の長さピッタリのサイズではなく、少し大きめのサイズを選びましょう。
具体的には、踵の一番出っ張っている部分からつま先の長さに約1cmのゆとりがあるサイズの靴を選ぶことで歩行中の足の動きに対応できます。
つま先に余裕がないと足を痛める可能性があるため、指が自由に動くかどうか確認しましょう。
もし、長さを測るのが難しい場合は、人差し指を立てた1本分が約1cmになります。
そのため、この方法を使用すれば、おおよそにはなりますが、簡単につま先から先端のゆとりを確認することができます。
また、踵がしっかりとフィットし、靴の中で滑らないようにすることも合わせて重要です。
足幅の確認も重要
足の幅に合わない靴をはくと、圧迫感があり、痛みや靴ずれの原因となるため、靴をはいたときに、足の幅がフィットしているかが重要です。
そのために、まず最初にすべきことは、自分自身の足幅と足囲を知ることです。
なお、足幅は、親指の付け根と小指の付け根の突起部分を一直線に測った長さで、足囲は、親指の付け根と小指の付け根の突起部分をメジャーでぐるっと1周して測った厚みです。
これらを計測すれば、理想的な幅がわかりますが、日本では足長のサイズはcmで表記されていますが、足の幅のサイズはA〜Fのアルファベットで表記されています。
店員さんに自分の足幅を伝えて自分の合う幅のサイズを出してもらいましょう。
自分で幅が合っているか確認する場合は、足の横幅が適度にフィットして、特に親指の付け根部分がきつくないかどうかを確認するのが重要です。
靴の一番幅の広いところが足の幅と一致してきつくないか、足の甲周りもきつくないか、もしくは余裕がありすぎないかをポイントに確認してみてください。
インソールはアーチサポートとクッション性を確認
インソールとは、靴の中敷きのことで、足裏から全身を支える役割を持っています。
インソールが足のアーチをしっかりと支えることで、足全体のバランスが良くなります。
特に偏平足の方は、アーチサポートのあるインソールを選ぶようにしましょう。
インソールのクッション性が高いと、歩行中の衝撃を吸収し、足への負担を軽減します。
好みもありますが、クッション性が高い方が疲れにくいと言われています。
靴とは別にインソールだけ販売しているメーカーもあるので、チェックしてみてください。
土踏まずに締め付けも緩みもなく、触れるか触れていないか程度が理想的と言われています。
合わせて、踵のカーブと靴のカーブと一致しており、踵全体で靴を軽く押さえられて安定しているのかを確認してみましょう。
アウトソール
あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、靴の底の部分はアウトソールと呼ばれていて、着地時の身体を支えて、前に進むために蹴り出す力をサポートする役割があります。
アウトソールは、つま先からかかとまでつながったフラットソールと、靴底のゴムラバーが靴の前方と後方で分かれたセパレートソールがありますが、足への負担軽減や安定感を求める場合はフラットソール、走るスピードを求める場合はセパレートソールを選びましょう。
午後の試着がポイント
足は1日の中で少しずつ浮腫み、人間の足は、朝と夕方ではおおよそ5mm〜1cmの大きさに差があるといわれています。
そのため、午後に試着することで、実際のサイズに近い状態でフィット感を確認できるので、午後にシューズを購入するのがおすすめです。
合わない靴のデメリット
自分に合わない靴を履き続けると、下記のようなさまざまな健康問題や不快感を引き起こす可能性があります。
- 靴ずれ:靴の中で足が動きやすくなると、摩擦が増え、靴ずれを引き起こします。これは非常に痛みを伴い、歩行がしにくくなるだけでなく、ひどいと水ぶくれになり、雑菌が入り膿んでしまう場合もあります。
- 外反母趾:つま先が狭い靴を履き続けると、親指が外側に曲がる外反母趾を引き起こす可能性があり、ひどくなると親指が人差し指の下に入り込んだり、逆に指の上に乗ってしまうことがあります。外反母趾になると、痛みを伴うため、靴選びがさらに難しくなります。
- 偏平足:足のアーチがサポートされない靴を履き続けると、足のアーチが低下し、偏平足になることがあります。これにより、足全体のバランスが崩れ、さらに痛みを感じやすくなります。
- 姿勢が悪くなる:合わない靴を履き続けると、姿勢が悪くなり、足、膝、腰の関節に過度の負担がかかり、関節痛や炎症を引き起こすだけでなく、猫背になったり、腰痛も引き起こす原因になります。
まとめ
靴は、私たちの足を保護し、快適な歩行をサポートするのに欠かせないもので、正しい靴を選ぶことは非常に重要です。
靴はさまざまな種類があるため、自分自身の用途に合わせて靴を選ぶともに、幅や長さ、インソール、アウトソールなどの各部位を注意し、フィッティングポイントも合わせて確認することで、自分に合った靴を見つけることができるはずです。
もし、合わない靴を履き続けると、足の痛みや足の変形、姿勢の悪化など、さまざまなデメリットが生じます。
今回の内容を参考に、まずは今はいている靴を確認して、自分にとって適切な靴を選んでみましょう。
参考出典
- Henry Nassif, Effect Of Running Shoes on Foot Impact During Running, arXiv:1609.01813, 2016





