朝と夜、1日2回の血圧測定で健康を守ろう【5/17は高血圧の日】

毎年5月17日が「高血圧の日」ということをご存知ですか?
世界高血圧連盟が2005年に制定した「世界高血圧デー」に日本も2007年から参加して、さまざまなイベントを開催しています。
血圧は、1日の中で大きく変わります。特に「朝」と「夜」は、血圧が上がりやすい時間だと言われています。
朝の血圧が高い「早朝高血圧」や夜間の血圧が高い「夜間高血圧」というものがあり、これらは、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めると言われています。
今回は血圧測定のタイミングについてお伝えします。
「早朝高血圧」ってなに?
「早朝高血圧」とは、朝、起きてすぐに測った血圧が高い状態です。
たとえば、
- 上の血圧が135mmHg以上
- 下の血圧が85mmHg以上
このような人は、早朝高血圧かもしれません。
日本高血圧学会は、2025年に「早朝高血圧徹底制圧宣言」を出し、「朝の血圧をしっかり下げて命を守ろう」と呼びかけています。
朝は、体が目覚めるときに血圧がグッと上がります。このときに血圧が高すぎると、心臓や脳の血管に強い負担がかかります。
実際に、心筋梗塞や脳出血は、朝の時間帯に多く起こるといわれています。

なぜ「夜」にも測る必要があるの?
「夜間高血圧」とは夜間の血圧が高い状態で、夜の血圧が
- 上の血圧が120mmHg以上
- 下の血圧が70mmHg以上
の場合に、夜間高血圧である可能性があります。
夜間は血圧が下がるのが一般的で、活動量が少ないこの時間帯に血管や心臓を休めることができます。
夜間高血圧の場合は血圧が高い状態が続き体が休まらず、心筋梗塞や脳出血などのリスクが高まります。
夜間高血圧の疑いがある場合は睡眠時の血圧を計測することが重要ですが、夜寝る前に血圧を測ることで、一日の血圧のリズムが見えてきます。
リズムがわかれば、生活習慣の見直しや、治療のタイミングの調整などができます。
血圧を測るタイミングは朝と夜の2回
朝と夜、具体的にどのタイミングで測ればよいのでしょうか?
【朝】
- 起きてから1時間以内
- トイレに行ったあと
- 朝ごはんや薬を飲む前
- 座って1〜2分安静にしてから測る
【夜】
- 寝る前(入浴後は30分以上あけて)
- テレビを見終わったあとなど、リラックスしている時間
- お酒を飲んだあとは避ける
この2つの時間帯を毎日同じように測ることで、正しい血圧の流れがつかめます。
継続するコツは、「生活の中に組み込むこと」です。
朝は歯をみがく前に測る、夜はお風呂のあと、テレビの前に測るなど、いつも生活とセットにすると、忘れにくく続けやすくなります。
毎日の記録が未来の健康を守る
血圧は、1回の数字だけで判断できません。
大切なのは、「何日も続けて測ること」。日によって少しずつ変わるので、平均してどのくらいかを知ることが大切です。
Pep Upなどのスマホアプリに記録を続けることで、以下のようなメリットがあります。
- 医師に正しく伝えられる
- 自分でも体の変化に気づける
- 「なんとなく調子が悪い」の理由が見えてくる
家庭血圧の測定で「かくれ高血圧」も見逃さない!
病院で測ると正常なのに、家で測ると高い。そんな人がけっこういます。これは「仮面高血圧」と呼ばれます。
夜だけ高い「夜間高血圧」や、朝だけ高い「早朝高血圧」も、家で毎日測っていないと気付けません。
これらのタイプの高血圧は、病気のリスクが高いのに見つかりにくいのが特徴です。
家庭血圧を毎日2回測ることで、早期発見・早期対策につながります。
まとめ
血圧測定は、たった1分でできます。
「朝と夜、1日2回」測ることを習慣にすれば、病気のリスクに早く気づけるようになります。
血圧の変化は急に現れず、今のうちに気づいて対策することが、10年後、20年後の健康につながります。
血圧を知ることは、自分を守る第一歩。今日から、1日2回のチェックを始めてみましょう!
参考出典
- 日本高血圧学会「早朝高血圧徹底制圧宣言2025」
https://www.jpnsh.jp/files/cms/816_1.pdf - 「高血圧治療ガイドライン2024」日本高血圧学会
- 厚生労働省 健康づくりサポートネット「高血圧」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/metabolic/m-05-003 - 日本高血圧学会 家庭血圧測定パンフレット
https://www.jpnsh.jp/data/selfmonitoring.pdf - 日本心臓財団 ハートニュース「家庭血圧測定と早朝高血圧」
https://www.jhf.or.jp/publish/upload_images/pdf





