残暑でもぐっすり眠る!夜間熱中症から身を守る5つのポイント(秋の睡眠健康週間)

9月3日は「睡眠の日」、そしてその前後1週間(8月27日~9月10日)は「健康睡眠週間」として、日本睡眠学会などが中心となり、睡眠の大切さを伝える活動が行われます。
この時期は、昼間の暑さに加えて、夜も気温が下がらず寝苦しい日が続きます。
この記事では、健康睡眠週間の紹介とあわせて、夜間熱中症のリスクやその予防法、快眠のための工夫について解説します。
知っておきたい要点
9月3日の「睡眠の日」とその前後1週間の「健康睡眠週間」は、質のよい睡眠の重要性を見直す良い機会です。近年は残暑が厳しく、9月でも熱帯夜が続くことが多くなっています。夜間の高温多湿は寝苦しさを招くだけでなく、「夜間熱中症」のリスクも高まります。寝ている間に脱水や体温上昇が進むと、朝に頭痛やだるさを感じる原因にもなります。快眠のためには、室温を26~28℃に保ち、水分補給や冷感寝具の活用、日中の生活リズムの見直しが有効です。残暑の時期こそ、睡眠環境を整えて体調管理に努めましょう。
健康睡眠週間とは?
健康睡眠週間は、毎年春と秋の2回行われています。
秋は9月3日「睡眠の日」の前後1週間で、睡眠の大切さや質の良い睡眠の取り方について、広く知ってもらうことを目的としています。
特に働き盛りの40~50代は、仕事や生活のストレス、加齢による体の変化などから、睡眠の質が低下しやすいといわれています。
「ぐっすり眠れていない」「途中で何度も目が覚める」などの悩みを持つ方は、この機会に生活習慣を見直してみましょう。
厳しい残暑が続く近年の傾向
気象庁によると、日本の夏は年々気温が高くなっています。
特に最近では、9月に入っても猛暑日が続く「残暑」が当たり前になってきました。
2023年のデータでは、東京都心の熱帯夜(最低気温25℃以上)の回数は過去最多を記録しました。
このような高温多湿の夜は、体温が下がりにくくなり、寝つきが悪くなったり、睡眠が浅くなったりします。
寝苦しさが睡眠を妨げる理由
人が眠るとき、体温は自然と下がっていきます。
ところが、気温や湿度が高いと、体の熱が外に逃げにくくなり、体温が下がりません。
すると、寝つきが悪くなったり、眠ってもすぐに目が覚めてしまう「中途覚醒」が起こりやすくなります。
また、エアコンを切って寝ると、室温が上がりすぎてしまい、寝汗や不快感でさらに眠りの質が低下します。
逆にエアコンをつけっぱなしにすると、冷えすぎによる体調不良や乾燥などの別の悩みも出てきます。
夜間熱中症とは?
熱中症は日中だけのものではありません。
夜間、寝ている間にも体温が上がり、汗をかいて体内の水分や塩分が失われることで、熱中症を起こすことがあります。
これが「夜間熱中症」です。
特に高齢者や持病のある方、寝室が暑い場所にある人は注意が必要です。
自分では気づかないまま脱水が進み、朝起きたときに頭痛や吐き気、だるさを感じるケースも少なくありません。
夜間熱中症を防ぐための5つのポイント
夜間熱中症を防ぐには、以下のような対策が有効です。
- 就寝中も室温を26~28℃に保つ(エアコンのタイマーや弱設定を活用)
- 寝る前や夜中に目が覚めた時にこまめに水分をとる
- 汗をかいた分の塩分補給も意識する(経口補水液や味噌汁など)
- 通気性のよいパジャマや寝具を使う
- 冷感寝具や扇風機を活用して快適な環境を作る
また、エアコンが苦手な方は、冷却シートや冷却まくらなどの「部分冷却」もおすすめです。
質の良い睡眠をとるための5つの工夫
快眠のためには、室温や湿度を適切に保つだけでなく、日中の過ごし方も大切です。
以下を意識してみましょう。
- 日中に軽い運動をして適度に体を疲れさせる
- 就寝の1~2時間前に入浴し、深部体温を下げやすくする
- 寝る前はスマホやパソコンの画面を見すぎない
- カフェインやアルコールの摂取を控える
- 起きる時間を毎日そろえて体内時計を整える
まとめ
残暑の厳しいこの時期は、知らないうちに体に負担がかかっています。
特に夜間の熱中症は自覚しにくく、予防の意識が大切です。
「健康睡眠週間」をきっかけに、寝室環境を見直したり、自分の睡眠を記録してみるのもおすすめです。
快適な眠りを確保することで、残暑を元気に乗り越え、秋を健やかに迎えましょう。
参考出典





